【徹底解説】フランス(長期)学生ビザ申請方法まとめ

 

まず初めにビザの概要をまとめ、その後に詳しく説明していこうと思います!!

自分がビザを申請したときにあったトラブルも最後にまとめたのでぜひ見てみてください!同じ目に遭う人が少なくなりますように….。

 

 

 

フランス長期学生ビザ(VLS-TS étudiant)の概要

 

そもそもビザが必要な人:

90日以上フランスに勉学のために滞在したい学生

 

長期学生ビザが必要な人:

4ヶ月以上1年間までのフランス滞在

 

申請の方法:

必要書類を在日フランス大使館に提出し、後日ビザが送られてくる。

 

取得にかかる期間:

聞いた話では4日が最短、ほとんどの場合2週間程度。申請の混み具合によって変わる。

 

取得にかかる全ての費用:

ビザ申請費 50ユーロ(6500円程度)

証明写真代

レターパック代(520円)

銀行の残高証明書発行費 (520円)

実際にかかった費用 8450円

 

 

フランスの学生ビザの種類について

 

フランスに90日以上海外に滞在する場合、ビザの取得が必要になります。(90日以内の滞在の場合は留学であろうと観光であろうとビザを取得する必要なし。)

フランスの学生ビザの場合、以下の3種類があります。

 

短期学生ビザ:3〜6ヶ月の学習を目的とした滞在

長期学生ビザ:6ヶ月〜1年の学習を目的とした滞在

(テスト用学生ビザ:フランスで試験を受けるためのビザ)

 

滞在期間が違うだけのように見えますが、長期学生ビザに比べて短期学生ビザはかなり制限があります。

長期学生ビザは 現地で延長手続きビザの切り替え手続き(一部不可)ができ、現地で週18時間以内の就労が認められています。

一方短期学生ビザは、仮に現地でもっと勉強したい!と思っても一度日本に帰国して再度学生ビザを申請する必要があります。また現地での就労は認められていません。(もちろんアルバイトも!)

 

 

ビザを取得する条件

 

・受け入れ許可がある

受け入れ先と期間のわかる公式の証明書がないとビザは取得できません。また語学学校の場合は、週に20時間の学習時間が目安とされているので(目安であって絶対に20時間以上必要というわけではありません)夜間だけのコースや週に2日だけのプログラムなどは申請が通らない場合があります。

・1ヶ月あたり615ユーロの経済証明ができること

1年の場合 615ユーロ×12ヶ月 相当の残高証明書を英文で取得し提出する必要があります。これは日本円記載で大丈夫です。

・本人が直接申請に行けること

フランス大使館まで必ず行かなければなりません。受け取りは郵送です。

・パスポートに滞在期間+3ヶ月の有効期限があり、見開き2ページ以上の余裕があること

 

(他にももちろん、犯罪歴がないかどうか、不法滞在歴がないかどうかなどを調べられます。)

 

 

申請方法

 

学生ビザを申請するためにはまず前段階として

①Campus Franceという機関の”Etudes en France”というものに登録する

必要があります。

ここで、

1.オンラインのアカウントを作り、

2.書類を登録します。

 その後、

3.書類の審査が完了したら、

4.Etudes en Franceの登録費(20,800円)を支払い

5.面接

 をしてやっと登録完了になります!

 

ビザ申請よりもどちらかというとこの作業に時間がかかります!!!

 

ビザの発行には少なくとも必ず!必ず2週間は見た方がいいので、渡航1ヶ月前には必ずこのCampus Franceの手続きを終わらせる必要があります。Campus Franceはバカンスが多いので面接の予約が全然取れない、申請が進まないなんていうことはよくあります。本当によくあります!!!!そのせいで間に合わなかった人を、自分を含め何人も知っています!!そして面接より前に、全ての登録の書類を揃える必要があります。思っているより時間がかかるので、早めに取り掛かることを心からお勧めします!!!!

 

Etudes en Franceのサイトはこちら

 

②ビザセクションに来館の予約をする

Etudes en Franceの登録が終わった後、大使館でビザを申請することができます。

Campus Franceの面接の後であれば、ビザの申請を同じ日にすることも可能です!

ただ、申請が混んでいる場合は面接の予約が中々取れず、1ヶ月後からしか空いてないなんてこともありますので、できるだけ早く予約をすることをお勧めします。

ビザの予約はこちらのページからオンラインで行います。

 

③ビザを申請しに行く

ビザの申請では、必要な書類を提出し、不足がなければ50ユーロの発行費を支払って、ビザ用の写真を撮って終了です。難しい質問やフランス語での応答などはありません。しかし、担当してくれる人によっては書類に対してかなり厳しくチェックされるので入念に準備していきましょう!!

 

在日フランス大使館:〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44

ビザセクション:

Fax : (03) 5798-6106

メール : visa.tokyo-amba [at] diplomatie.gouv.fr

 

申請書類について

まずこちらのビザ申請書類チェックシートを隅から隅まで読んでください。めっちゃ重要なことがたくさん書いてあります。(ちょっと古いのでレターパックが510円になってるんですけど、今は520円です)

申請書類について超詳しく説明していきたいと思います。

 

・ビザ申請書2枚 & 証明写真

ビザ申請書(A4サイズ2枚)をダウンロードし、必ずボールペンで記入します。間違いなどはできるだけしない方がいいですが、私は二重線の訂正でも受け取ってもらえました。

ダウンロード:フランス語/英語

こちらのサイトのlong stay visaのところにあります。最新版になってるかもなのでこっちの方が良いかも。

 

こちらのブログがわかりやすく書き方を解説してくれています!

ミソジ女子、ときどきパリ

Bonjour à tous ! いよいよ申請書類それぞれの内容について確認していきましょう。 今回はまず誰もがまず「う…

こちらの方はワーホリの申請なので、学生ビザの場合は以下の注意事項を参考にしてください。

 

<注意事項>

・左上にetudes en franceのアカウント番号を明記する

・21.の項目は étudiant(e) と記入

・22.は自分の日本の学校や職場の住所を記入

・23.ビザの種類は etudes にチェック

・24.受け入れ機関のところには 名称・住所・連絡の取れるメールアドレス を明記

・25.滞在場所のところには住所だけでなくホテルの名前、大家さんの名前や寮の名前を明記

・29.は 貯金/L’épargne または奨学金/Bourse→奨学金がある場合はouiにチェックし、奨学金の正式名称(フランス語)と機関の住所や連絡先を記入する

写真背景は白3.5×4.5cmのパスポートサイズ最近撮った写真にすること!私は半年前に申請した書類と同じ写真だったことがバレて取り直しさせられました….そんなことある??

 

・パスポート/パスポートコピー

パスポートがA4の紙のど真ん中に来るようにコピーしましょう!少しでもきれてたりするとコピーし直しを求められます…。

 

・語学学校仮登録書/コピー

コピーも含め、2部持っていきます。

 

・経済証明(残高証明英文)/コピー

1ヶ月以内に発行されたものであることに注意!

滞在期間に合わせ、1ヶ月615ユーロ以上の残高があることを証明する。必ず英文のもの。表示はユーロでなくても円で大丈夫です。

自分の口座であれば残高証明書だけで良いのですが、保護者の口座などの場合、別途保証人を証明する書類が必要になるので、自分の名前の口座にお金を移してもらって証明することをお勧めします。

 

・レターパック520

住所名前書いておく!

 

・50ユーロ相当の日本円

月毎に50ユーロ相当の日本円が決まるようで、値段は大使館の入り口のドアと、入って右側の壁などに小さく貼ってあります、小さすぎて誰も気がついてないと思います。

しかしお釣りは基本出ないと書いてあります。大抵の場合貰えるのですが、超細かく崩して6000円〜7000円相当の日本円を持って行きましょう!!ピッタリ払うとすごく喜ばれます笑

 

 

これでビザの申請が終了になります。

 

ビザ申請で実際にあった嫌なトラブル ベスト3

 

私は2回学生ビザを申請したのですが、その際にあった嫌なトラブルランキングベスト3を発表したいと思います!

 

第3位 Campus Franceの面接がまじで取れない

2月からの留学を控えて2ヶ月前には学校の受け入れ許可も出て順調に準備を進めていたわたし。

よし、よし!このまま行けるぞと思ってた瞬間ですね、ぶつかってしまいました。

12/17から1月頭までの長い長いCampus Franceのノエル&お正月休暇に!!!!!

ここで全ての手続きが止まり、面接の予約どころか書類承認さえ待たなければならず、結果ビザが出国に間に合わず、無念の延期…..。

ちなみにお盆休暇もクソ長いです。

 

第2位 Campus Franceの面接が地獄だった

地獄でした…。

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第1位 Campus Franceが手続きを完了してくれていなかった

私の留学計画は少々複雑で、語学学校と大学の2つの計画を同時に進めようとしていました。

それもあって、ビザ申請の前段階であるCampus Franceの面接後、担当者が手続きを最後まで完了させていなかったのです!!!!?

いつまで経ってもビザがおりないので大使館に連絡したところ、Campus Franceの手続きが終わってないですと言われて「????????」となりました。完全に忘れられていたようです…。こんなこともあるんですね。

当時の怒り心頭の記事はこちら

怒り心頭

こんにちは、フランス留学を控え学生ビザが届くのを待っている学生です。 後日談ですが、実は、このビザ、最終的にコロナのせいでキャンセルさせるのですが(笑)、   それをまだ知らない頃のブログです。 ビザが来なくて胃が痛い思い[…]

 

そう、嫌なトラブルは全てCampus France関連であり、それを乗り越えればビザの申請はほんとなんてことありません。それさえ乗り越えれば….!!!

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