この記事では、2021年3月-5月の絶賛コロナ禍に留学をしてつらかったことをまとめたいと思います。
今留学するか悩んでる、という人にぜひ読んでいただけたらなと思います。
目次
コロナ渦中での留学はつらいのか否か
まず最初にわたしの個人的な感想をお伝えしてから、つらいポイントをあげていくという形でお話ししていきます。
ぶっちゃけコロナ渦の留学ってつらいの?
マジで国によるが、つらいというかめんどくさい
そして私個人の留学に関しては
マジでつらかった
と回答させていただきたい。
コロナ禍での留学は、まず、つらいというより「とにかくめんどくさい」。これは多分どこにいくにしても共通だと思います。事前に考えなきゃいけないことが多すぎる!そして普段よりお金がかかったり時間がかかったりする手続きも多いことを覚悟しておくべきです。
例えば
・大使館や各役所、銀行の営業日数や時間が普段より少なく、手続きに時間がかかる
(私の場合VISA取得が特に時間かかりました)
・PCR検査の予約をフライトのタイミングと合わせなければならず、しかも大金を取られる
・ワクチンの接種を留学前に終わらせなければいけない
・フライトで渡航先の情報(宿泊先や学校の証明書)を確認されることがある
などでしょうか。これは本当にしょうがないことなのですが、普段の2倍はイライラ案件が多いと思います。
本題の「つらいかどうか」について話していきましょう。
正直、国によって(地域によって)流行度合いや規制が全然違うし、運やタイミングもあると思うので全員がつらい思いをするわけではないと思います。
実際2021年6月の時点で留学している友人はみんな楽しそうです!
アメリカなどではアジアンヘイトが増えた、なんていう話も聞きますが、フランスのボルドーに留学している知り合いは「全然大丈夫だよ」と言っていましたし、現地で一足先にワクチンを受けている人もいました。
欧米では日本よりもコロナ対策が進んでいてほぼ規制もなく生活できている人が多いイメージです。
周りの友人から1番聞くのは「日本人・アジア人が少ない」ということです。どこの国もやはり、留学生の出身地の偏りは普段より大きいようです。
確かに日本人がいないのはまだしも、学校によっては「スイス人ばっかり(ドイツにいる友人より)」「フランス人しかいない(スペインにいる友人より)」ということもあるようで、この中一人ぽつんと取り残されたりするとつらいと感じるかもしれません。
しかし留学に来ているような人はみんな社交的ですのであまり心配しなくてもいいのではないでしょうか。
じゃあお前は何が「マジでつらかった」んだよ、と思われるかもしれません。正直私の留学は、周りの友人に比べても、圧倒的に激渋だったと思います。
なぜ私がそんなにもつらかったのか、ランキング形式で発表していきたいと思います。
つらかったことランキングベスト3!
第3位:急な入国規制で留学を断念しなければならなかったから
私が渡航しようとしていたちょうど2日前くらいに入国制限が決まるという奇跡が起きてしまい、1度フランスへの留学を断念しなければならなかったことが本当に悲しかったです。
さらに言えば、フランスに行けなくなったことよりも「今までの準備にかかったお金が返ってこない」ことが悲しくて悲しくて泣きました。
今はワクチン接種も進み、かなり渡航条件も緩んでいますが、急な計画変更の可能性は0ではないということは言えるでしょう。
断念した時の色々な手続きの記事はこちらです。
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第2位:留学先の学校に留学生がいなかったから
これこそ「国による」案件なのですが、フランスに留学にいけなくなった代わりに選んだモロッコという国がマジで全ての元凶でした。
もちろんモロッコをディスりたいわけではなくて、本当にいい国なのだけれど、
コロナ渦で留学先としてマイナーな国に行くのが間違いだったということです。
通った語学学校は世界中に学校を持ち、日本語でのやり取りも可能な大手の学校でした。調べた限りモロッコでは一番安心できそうな学校だったので選びました。
ところが授業初日、学校に着くと
「他に生徒いないから2時間のマンツーマンね」
と急に言われて、申し込んでいたオプションの活動なども全部キャンセル。最終的に授業時間は1時間ちょっとしかなかったし、友達は1人もできませんでした。他に生徒いないってヤバすぎだろ。いっそ開講しないでくれた方がよかったのに。
2週間くらい経ったら他の生徒の姿を見かけることもあったのですが、レベルが違うのかずっとクラスは別々で、学校側が生徒同士を紹介して仲良くなる機会を作ってくれるとかも皆無でした。
想像してみてください、友達が1人もいない留学生活を!!!!本当に何をしに留学に来ているのかよくわかりません!!!しゃべる相手がいないんじゃ会話力も一向に上がりません!!!結局、1日のほとんどの時間を日本の友達と日本語で電話して過ごしたりしていました。
もちろんすぐに諦めたわけではありません!
Meetupやtandemなどのアプリを駆使して、なんとか他人と関わる機会を作ろうとしました。
しかしまず、モロッコではMeetupは開催されておらず断念。クソ田舎がよ。(※田舎ではないです)
tandemは語学交換マッチングアプリなのですが、チャット友達を作るにとどまりました。
というのも、そもそも日本語を勉強したいモロッコ人が少ないし、これは運なのかもしれませんがマッチング相手が揃いも揃ってすぐ会おうとしてきて不信感が止まりませんでしたので仲良くなれませんでした。モロッコ(というかアフリカ)では、日本人女性は金づるモテが止まりません。道中で色々なヒモ男が声をかけてくれるのですが本当に胡散臭くてかなわん。
外国人はすぐ「ジャパニーズ!ナイスピーポー!」と言ってくれますが、それは悪口です。
男ばっかり狙うお前のせいだと思われそうですが、もちろん女の子ともマッチングしました!でも多くのムスリム女性はおそらく、ホイホイ知らん相手に会いに行ったりしないのです。写真に映ることすら嫌がったりするので感覚が男性とは違うのだと思います。(※モロッコは国民の9割がムスリム)
ということで直接話し相手になってくれる友達が見つかりません。
仕方なくTinderで右スワイプウォーキングを爆裂し始めた頃、第二の悲劇がやってきました。
その名も、ラマダン。
第1位:ラマダンとコロナの規制のダブルパンチ
みなさんはラマダンを知っていますか?
ラマダンというのはイスラム教の慣習の一つ、「断食」です。
簡単に言えば太陽が出ている間断食をして、貧しい人々の気持ちを理解し、ムスリムみんなで苦しみを乗り越え、豊かであることに感謝し、夜になったら家族や友人たちと豪華なパーティーを繰り広げるという企画です。
私は渡航するまでラマダンのことを完全に忘れていましたし、ぶっちゃけよく知らなかったし、ていうか語学学校の人がそういう情報も教えてくれても良くない?と思ってしまいますね。
話を戻すと、ラマダン月の約1ヶ月間は、日中レストランやカフェが全部閉まります。本当に面白いくらい全部閉まります。さらに他のお店やハマムなんかも、日中働くのが辛いということで営業時間を超短縮したり閉めたりしてしまいます(もちろん全部ではない)。
本来であれば、日が落ちてからは町中が活気付き、みんなで食事を楽しみ「ラマダンムバラク!(ラマダンおめでとう)」などと叫び合って楽しむのですが、
絶望的なことにコロナの規制で夜は外出禁止になりました。
ラマダン自体は外国人に強制されるものではありません!ムスリムは本当に寛容なので、お前も断食じゃーー!なんて言われることはありません。
しかしこの時期、行く場所がどこにも無くなってしまったのです…。
Tinderでマッチングしたところでカフェにもレストランにも行けないし、相手は1日中水すらも飲めないというのに、何をして過ごせというのでしょうか!?
そしてここでコロナが追い討ちをかけていきます。
本来なら外国人観光客向けにラマダン中も営業しているようなお店が、観光客少なすぎて全部閉まっている(涙)。マクドナルドとバーガーキングしかやってない(涙)。しかもコロナでイートインできない(涙)。
みなさん!!!想像してみてください!!!!友達も一人もいないくせに!!!出かける場所もない留学を!!!おしゃれなカッフェでコーヒー片手に勉強とか夢のまた夢!!!!一日中部屋にこもってよくわからないモロッコ版ネットフリックスを眺め続ける日々!やることなさすぎてモロッコ中のポケジムを制覇し、モロッコのポケモンGOの覇者になる留学生活!宗教的にアルコール手に入らない!!酒がない!!!!結果1日中タバコ吸う!!てかそれしかやることない!!気候カラカラ!喉カラカラ!酷い風邪を拗らせに拗らせて病む!!!!鬱!!!圧倒的!鬱!!!!!!!!
友達ができないので仕方なく一人旅行や一人観光をして週末を過ごしましたが、これもまた渋い旅になりました。
番外編:旅行が地獄
実は最初、私は期待していました。
観光客が少ないし、ホテルは安いし、『コロナ旅行最高なんじゃないか説』を。
しかしモロッコに限って言えば、
観光客が少ない
→ 観光客がいなすぎて怖い!!!ぼったくり商人たちの目にファイヤーが灯っているのがわかる。死ぬほどしつこくたかられる。
ホテルが安い(ホステルも同様)
→ 観光客が泊まらないせいで設備や手入れがヤバい。予約サイトの写真と違すぎる。普段と同じサービスを受けられない。
という結果となりました。他にも
・見どころが絶賛工事中である
・ツアーや旅行代理店のアクティビティが活動休止状態
などデメリットがかなりあります。
かなり渋いです。せっかくモロッコにいるのに!という気持ちになります。
それでもモロッコ人の優しい国民性に救われ楽しかった思い出もありますが、うーん。思っていたのと違うんだよなぁ。
みなさんいかがだったでしょうか。
途中からお気づきになったかもしれませんが、そうです、この記事はただの愚痴です!流石にこんなにタイミング良く色々な不幸が重なることはそうそうないと思います(笑)。
でもコロナだと何があるかわかんないなぁ、無理矢理行くもんじゃないかもなぁと少し反省したのも事実。
つらいからってためにならないわけじゃないし、心が強く成長しましたので、決して無駄な経験ではありませんでしたが。いやーーーーー、つらかったなぁ!!!