この記事は2022年1月10日に更新しました。
フランスでは既に3回目のワクチン接種が始まっています。
フランスで3回目のワクチンを受ける方法をご紹介したいと思います。
そもそも3回目のワクチンは受けた方が良いのか?
ワクチンを摂取するかどうかはもちろん個人にお任せすることなのですが、3回目のワクチンを受けた方が良いと感じた理由をご説明させていただきます。
衛生パス(pass sanitaire)がないと何もできない現状
現在フランスではワクチン接種を促すため、衛生パス(pass sanitaire)がないとほとんど何もできないような条例が出ています。
先日マクロン大統領が非ワクチン接種者に対し「彼らにはうんざりだ。彼らの生活を制限し、とことんうんざりさせてやりたい」とインタビューに答えたほどですから…。
1月からはレストランやカフェの外のテラス席に座るにも衛生パスが必要になりました。
しかしスーパーマーケットや薬局などの店舗や、交通機関で求められることはありません。
衛生パスはEUで認められたQRコード付きのものを指します。ワクチン未摂取の場合、コロナ治癒証明書やPCRテストの陰性証明書、抗原検査の陰性証明書でも代用できます。
所定のQRコードをもっていない場合、紙の証明書を見せることもできますが、許可されるかどうかはその時次第になります。意外と紙でもいける、とパリに住んでいる友達は言っていました。
最後の摂取から7ヶ月経つとワクチン接種証明書は無効化する
これが問題なのですが、2022年1月15日から、2回目摂取から7ヶ月以上経った場合衛生パスが無効化されることになりました。
日本人の多くは2回接種型のモデルナやファイザーを打ったかと思いますが、その場合2回目の接種日から7ヶ月以上経つとワクチン接種証明が無効になります。これは紙の証明書であっても、衛生パスを既に持っている場合も同じです。
・12月15日以降、65歳以上は、最終接種から7ヵ月以内に3回目のワクチン接種が終了していない場合、衛生パスが無効化される。
・1月15日以降、18歳以上も同様に、2回目の接種から7ヵ月以内に3回目のワクチン接種をしない場合、衛生パスが無効化する。https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20004.htmlより抜粋
ただ、3回目のワクチンは最終摂取から5ヶ月経たないと受けることができません。ですから最終接種日から5ヶ月以上7ヶ月未満の間に3回目のワクチンを接種する必要があります。
3回目ワクチンの受け方
前置きが長くなりましたが、本題に入ろうと思います。
3回目のワクチン接種は基本的に「誰でも」受けることができます。
しかしQRコード付きの証明書を発行するのがすんなりいかないのでご注意ください。
この記事は2022年2月9日に更新しました。 フランスの衛生パスの取得方法を、実際の体験をもとにご紹介します。 衛生パス(pass sanitaire)とは、新型コロナウイルス検査陰[…]
予約の取り方
ワクチン接種は予約を取る必要があります。私がおすすめする方法は、Docolibから直接予約を取る方法です。
https://www.doctolib.fr
まず上のサイトを開くと、ホームページの左下にVaccination COVID-19 : prendre un rendez-vousという項目があるのでそちらに進みます。
そうするとcode postal(郵便番号)を入力する画面になるので、ワクチンを受けたい場所の郵便番号を入力します。
郵便番号がわからない場合はgoogle mapの現在地の住所を確認してみてください。
次に何回目のワクチン接種かどうかを選ぶ項目が出てきます。
上から
1回目接種と2回目接種を両方予約する、既にコロナにかかったことがある人で1回のみの接種を予約する、2回目接種のみを予約する、ブースター接種(3回目接種のこと)を予約する、となっています。
3回目接種を予約するのであれば一番下の項目を選びます。
次にワクチンの種類を選択します。
年齢によって決まっているので、
30歳以上の人は真ん中のモデルナを選びます。
18歳以上の人は、特にこだわりがなければ一番上を、ファイザーが良ければ一番下を選択してください。
最後にワクチン接種希望日を入力します。
そうすると接種が予約できる場所が一覧になって出てくるので、そこから自分で場所を選ぶと予約ができます。
郵便番号によってはかなり広範囲で接種会場が出てくるので、物理的に行けるかどうか必ず確認してから予約を取ることをおすすめします。
また、立地のいい会場はかなり予約が埋まっている場合があるので早めに予約を取っておきましょう。
ワクチン接種当日
当日に持っていくべきものは、
・パスポート
・(あれば)1回目、2回目のワクチン接種証明書(おすすめ!!!)
・(あれば)フランスの住所がわかるもの
になります。
接種会場は基本的に病院または薬局です。場所に着いたら、予約があることをスタッフに伝えます。(フランス語に自信がなければDoctolibの予約ページを見せましょう)
大体の場合、carte vital(保険証のこと)を持っているか聞かれますが、持っていなくても接種できるので安心してください。
私の場合はフランスの住所、電話番号などを聞かれました。
ワクチンを摂取した後、その場で証明書を受け取ります。薬局によってもしかしたら違うかもしれませんが、もし何も言われなかったら「いつ証明書を貰えますか?」と聞いた方が良いです。
Carte vitalがない、または社会保障番号のない外国人の場合、QRコード付きの証明書をもらえないケースがあります。
その時は一旦、QRコードがなくてもいいのでワクチンを打ったことを証明する紙をなんらかの形で必ず発行してもらいましょう!
薬局が対応していれば、前回のワクチン摂取証明書を見せることで衛生パスを発行してもらえることもあります。この時に紙の証明書を持っていないと発行してもらえません。
この記事は2022年2月9日に更新しました。 フランスの衛生パスの取得方法を、実際の体験をもとにご紹介します。 衛生パス(pass sanitaire)とは、新型コロナウイルス検査陰[…]