なぜランス大学付属語学学校(CIEF)に申し込んだのか
数ある語学学校の中からランス大学付属語学学校に決めた理由をまとめました。
エージェントを使わずに自分で調べて決めたので、参考になれば幸いです。
具体的な調べ方や気をつけたポイントはこちらの記事にあります。
フランスには語学学校が死ぬほどある。 その中で語学学校をどうやって決めるか、その一例として参考にしていただければと思う。 何を重視するかはっきりさせる 人によって価値観は[…]
価格が安い
フランスの大学付属語学学校の1セメスター(4ヶ月)の相場は1,400ユーロ(18万円)程度。
私立の学校の場合はもっと相場が高く、安い方でも4ヶ月で30万円程度はする。
しかしCIEFは破格の850ユーロ(11万円)だった。調べた中では2番目に安かった。
※日本円は当時のレートで計算しています。1ユーロ=126円くらいでした。
自分が調べた中で安かった他の語学学校
レンヌ第二大学付属(CIREFE) | 830ユーロ |
DeFLE(ボルドー) | 950ユーロ |
1000ユーロ |
※CUFLEは公式サイトがリンク切れになってしまったので、大学のページに飛びます。
ランス大学付属語学学校(CIEF)の料金
デポジット(返金不可) | 150ユーロ |
授業料 | 800ユーロ |
合計 | 950ユーロ |
実際に払った料金 | 124,024円 |
1ユーロ=126円程度のレート、送金にかかった手数料も含める。
語学学校に入る際、CVECというサービスに申し込まねばならず、上記にプラスで年間91ユーロの支払いが義務付けられている。(わたしの中のCVECは日本でいう大学生協に近いイメージだ。)
デポジット制度だった
デポジットとは、あるサービスに対する「保証金」や「預かり金」のことで、今回のケースでは150ユーロを保証金に学校への仮登録を認めてもらえるという仕組みだ。
残りの800ユーロは現地で授業開始日までに支払えば良い。
多くの語学学校では授業料を先払いしなければならず、万が一コロナで渡航できなくなった時「きちんと返金されるのか」「キャンセル料が取られないか」分からなかったため、CIEFの支払い方法は大変ありがたかったのだ。
対面の授業があった
ウェブサイトでも、パンフレットでも、またメールで問い合わせた際も「オンラインの授業と対面の授業を組み合わせている」とはっきり明言していた。
「全部オンライン授業になったら…」「ロックダウンで授業が全く無くなったら…」と言う不安がなかった。
実際、オンラインと対面の比率は半々で、全ての授業が2週間ずつオンラインと対面を繰り返すと言う仕組みだった。作文の授業は全部オンライン、会話の授業は全部対面だけということもなく、全ての授業がバランスよく対面とオンラインに分かれていた。
1クラス12人ほどだったが、対面の場合は6人の少人数クラスだった。
プログラムの期間(※冬に限る話ですみません)
わたしは大学の春休み(つまり2月ごろ)から半年ほど語学学校に通いたと考えていた。
大学付属語学学校のセメスターは、1月〜2月始まりで3〜5ヶ月間のプログラムが多く、
・2月以降でないと日本の大学の春休みに入らない
・プログラムの期間が短いほど長期学生ビザがおりにくい
という点を考慮し、2月始まりで5ヶ月のプログラムだったCIEFに決めた。
期間の長さは、プログラムが長いというよりは期間中にバカンスが多いというだけである。
調べた中で期間が長かった学校ベスト3 ( 2021年の例)
カーン大学付属 | 2/17-7/15 |
ランス大学付属(CIEF) | 2/1-6/25 |
ストラスブール大学付属(IIEF) | 1/21-5/21 |
調べた中で授業開始が遅かった学校ベスト3 ( 2021年の例)
リヨン第二大学付属(CIEF) | 3/1-5/15 |
カーン大学付属 | 2/17-7/15 (例年は1月中旬開始) |
2/1-5/21 2/1-6/25 |
私立の語学学校の場合は週単位でフレキシブルに期間を決めることができる。
自分の予定に合う学校がないと思ったら、私立の学校を探すのが良いだろう。
ウェブサイトやメール対応がしっかりしていた
え?そんなところ?と思うかもしれないが、意外と重要な部分だ。
語学学校の中には、ウェブサイトが2016年から更新されていないものや、ほとんど何の情報も載っていない分かりにくいサイトがたくさんある。自分から問い合わせて来いよというフランスらしいスタンスなのかもしれないが、かなり困る。
ウェブサイトがきちんとしている学校は生徒への対応が良く、組織としてしっかりしている学校が多いと感じた。
実際CIEFはメールの返信も早く、対応が丁寧だったのでとてもありがたかった。
ランスはちょうど良い?
ランス(Reims)はパリの右斜め上に位置する小さな都市で、TGV(新幹線的な)を使えば
シャルルドゴール空港から30分、パリまでで45分ほど。
フランスで12番目に大きな都市であり、田舎すぎもせず、しかし都会ではないので大都市に比べて家賃が低く、コロナの心配も少ない。
このちょうど良い感じがとても気に入った。
以上が、ランス大学付属語学学校に決めた理由である。
コロナでフランスに渡航できず、無念のキャンセルとなってしまったがとても良い学校だったので記事にさせていただいた。