恐怖のCampus France面接&ビザ申請

 

しくじったら後が無い(出国9日前)面接日。

キャンパスフランス面接&ビザ申請、1日に全部やってきました。

持っていった書類は完璧でしたので最初にまとめておきます。それ以下は個人的な悲しみ文です。

 

 

はじめに

 

私のフランス留学計画はかなり複雑です。一応説明を書くのですが、長くてわかりにくいのでよかったら「はじめに」の項目は全て飛ばしてください。

 

フランスに留学する際、学生ビザを取得するためには2つの面接を受ける必要があります。

1つが「キャンパスフランス」という、フランス留学の全てを統括する機関による面接、

2つ目がビザセクションでの面接です。

 

キャンパスフランスと面接をし、まず「etudes en france」というフランスへの留学生専用のサイトできちんと登録を完了させてからでないと、学生ビザを取ることができません。

しかしわたしのように切羽詰まっている人は両方の面接を同日に受けることもあります。

 

さらに補足させていただくと、わたしは

2月から半年語学学校に通い、その後9月からフランスの大学に1年間留学しようとしていました。この1年間の大学への留学は、日本の大学との交換留学ではなく、DAPというシステムを使って個人的に応募したものです。

業務上の理由でキャンパスフランスの面接は1度しか受けられないと言われ、学部留学と語学留学2つの計画を1度の面接で登録しなければいけませんでした。

そのため2月からの語学学校への留学と、9月からのDAPの話が面接で同時に出てきます。ご了承ください。

 

DAPについて説明した記事はこちらです。

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申請書類まとめ

Campus France面接オンライン申請で自分が提出したもの持っていけばOK

・在学証明書原本(英文)

・高校の卒業証明書原本(英文)

・語学学校の仮登録書原本→メールなどで送られてきた場合は語学学校からCampusFrance宛に証明のメールを送ってもらう。面接に間に合わなくても大丈夫。

・大学の成績表(DAP用)

・高校の成績表(DAP用)

・語学資格(提出していれば)

 

ビザ申請チェックシート熟読せよ

・ビザ申請書2枚 & 証明写真→左上にetude en franceのアカウント番号を明記。写真背景の規定は白だが薄いグレーでもいけた。

・パスポート/パスポートコピー

・語学学校仮登録書/コピー

・経済証明(残高証明英文)/コピー→1ヶ月以内に発行されたもの(発行日が1ヶ月以内。証明されている日付は1ヶ月過ぎてたけどいけた)

・レターパック520→住所名前書く!

・50ユーロ相当の日本円→お釣りでない!

 

ビザ用のチェックシートはこちら↓(ちょっと古いが内容に変更なし。レターパックの値段が違うだけ)

visa_etudiant_jp

 

ビザ申請についてもっと詳しい記事を書きました!要チェックです!

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Campus France、どこ?

まずCampus Franceの場所がわからなくて、前日になって慌てて探しました。

GoogleMap上にないんやが、どういうこと?

 

CampusFrance東京は大使館に併設されていました。広尾駅から歩いてちょうど10分。

余裕を持って現地30分前到着予定だったけど普通に最初の電車に乗り遅れた。

 

しかも電車乗ってる途中で謎に雪が降り出す。

それは全然いいんだけど、電車ってコロナで少しだけ換気用に窓あいてるじゃないですか?

そこからビュービュー雪が入ってきて目に直撃。コンタクト外れて途中下車。

あまりの幸先の悪さに笑う。

 

 

キャンパスフランスは大使館の建物の左側の扉から入れました。

キャンパスフランスのCの文字すら見当たらないですが。

身分証明書と交換でゲスト用のカードを渡してもらえる。パスポートとは別の身分証が必要って他のブログで読んだけど、パスポートでも大丈夫そうだった。

ガードマンのおじさんたちがマジでみんな同じ顔で同じ体系で同じ髪型だった。そんなことでうふふしてた自分に蹴りをいれたい。お前今から死ぬぞ。

 

「記念受験ですか?」恐怖のCampus France 面接

 

面接がフランス語だったら死ぬと思って待ち時間にGoogle翻訳に日本語を打ち込み、翻訳文を覚える。

「わたしは大学生です。中学生の時フランスに旅行で行ったことがあります。」

 

職員以外の人間が誰も見当たらず心細い。掃除のおばさんすら小慣れた雰囲気でつらい。

ちょうど予約していた時間の910分に担当のお姉さんに呼ばれて面接が始まった。

 

 

面接は主にetudes en franceのオンラインフォームの申請内容の確認。

私の場合はDAPに応募しているので全部フランス語だった。死んだ。最初の質問から何言ってるのかわからず本気で泣きそうになる。

(誤解のないよう申し上げますが語学学校に留学する人は全部日本語です)

5回くらいすごくゆっくり質問を繰り返してくれたお姉さん、あきらめて日本語に戻した。最初はなんでこの学部にしたのかとかどうしてこのテーマを学んでいるのかとかの質問。

正直日本語でもハキハキ答えられない。

途中からフランス語の応答にまた切り替わり、スナックとキャバクラの違いについてフランス語で説明させようとしてくる。いや、無理じゃね??いやなんで??さっきでわかったやん?フランス語できない子なんだなって????

 
ジュ……ジュ…………….

「ジュ ( je = 一人称 ) 」しか言えないわたしに完全に呆れ顔の担当者。しまいには

 
お姉さん
DAP記念受験みたいな感じですか?(笑)
 

 

会心の一撃。

 

 

ガチで泣く。

しょうがないじゃん半年前まで学部留学なんて考えてなかったんだから。言い訳のように、コロナでワーホリビザが取れなくなり、もともと考えていたインターンやボランティアができなくなったけれど、どうしても留学したくて、フランス語専攻だしダメ元でもフランスの大学の学部留学に応募した旨を話すと、今度はその話をすごく突っ込まれて困惑。

 
お姉さん
ワーホリって具体的にどういう計画だったんですか?ボランティアやインターンって具体的に何をやりたかったんですか?それはあなたの日本の大学の卒業論文のテーマに合わせた計画なんですか?

私のフランス留学計画自体にかなり疑念を抱いていたらしいお姉さん。

今多分お姉さんは私という人間自体を疑いだした。

 

 

次は語学学校に関する質問。こちらは全部日本語。

 
お姉さん
えっと、語学学校は2月から(2週間後)ということですけど、こちらには行かれるんですか?

ビザ申請が遅すぎて、2週間後に始まる語学学校の計画を実行しようとしていることさえも疑われている。

 

 

 

最後に申請した書類の原本を全て確認する。

 

しかしここでまた初耳情報が出てきた。

申請に必要な書類の中に「語学学校(などの受け入れ機関)の登録証明書」というものがある。

語学学校からの登録書はメールで届いたものだったでそれをもちろんコピーして持ち寄ったのだが、この場合、原本とみなされず、語学学校からキャンパスフランスに登録確認のメールを送ってもらわないといけないらしい。

 

結構重要なのでもう一度言います。

受け入れ機関の登録証明書は、メールで送られてきたPDFをコピーして持っていくと原本とみなされません。

キャンパスフランスの面接で原本としてみなされないと、etudes en franceへの登録が完了せず、学生ビザの手続きが進みません。

結局私は面接の後、Campus Franceと語学学校のメールアドレスをCcに入れて「私の登録を証明してください」みたいなメールを送る羽目になりました。

 

なんでここに来て初耳情報が出てくるのか謎。お腹が痛い。

さらにこんなこと言われる。

 

 
お姉さん
今はDAP計画を進めてて、語学学校の方は止まっている状態なんですね

一体どういうこと?なんなら語学学校のほうがあと2週間で始まっちゃうんだけど?!ていうかね、DAPが始まるのは9月からなんだわ、ちな8ヶ月後ね、ダイジョブそ????

 

ビザ申請はできるとは思いますけどそれとは別に追って連絡しますみたいなことをゴニョゴニョ言われて終了。

あああああお腹痛いよう。その追った連絡いつ来る??ビザの申請の処理はもしかしてその連絡後に始まるとかない?

追記:ええ、そうです。ビザの申請の処理は永遠に始まりません。その上追った連絡は来ませんでした。

 

 

キャンパスフランス内ではお待ちいただけないので、ビザセクションに1時間後にまた来てくださいと言われ一度大使館を出る。

軽率に入れそうなカフェも見当たらず広尾駅まで戻る。スタバのコーヒーを片手にちょっぴり泣きました。ちょっぴりじゃないけど。多分DAPっていうのは、本当にフランス語がペラペラでエリートの人が受けるものなんだ、私のようなバカはDAPなんて受けないんだ。きっとすごいお門違いなことしたんだなと悲しさが止まらない。

 

 

面接のあとすぐにetude en franceのアカウントの語学学校の方のフォームで入金の確認がされていた。

今までは「フランスの学校に応募する」のページでしか表示されてなかったんだけど、多分ビザ申請が11時からだということを伝えたから急いでお金の手続きだけしてくれたんだと思う。

 

私の留学計画ってそんなに無謀???やっぱりみんなエージェント通してちゃんと形式的にやってるのかなーーー。

 

ここまで感想:面接は基本得意分野なのですが、今回はすごく辛かったです。今後日本語を使えるならどんな面接も乗り越えられる気がしました。

追記:後日、キャンパスフランスのお姉さんがブツブツつぶやいていたあの呪文の真実が明かされる。

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ビザ申請

 

フランスのビザセクションはすごくコンパクトで受付は3つだけ!

アメリカのビザ申請のセクションはすごい大部屋なので、それを想像していたわたしにはすごく想定外でした。

 

部屋に入ってからどうすればいいのかわからず囲われたカウンターの中を覗き込むと、すでに人がいてお互いビックリして少しよろける。ホントは少しじゃなくて結構転んじゃった。

同じ部屋にいたバリキャリそうな女性が、名前が呼ばれるまで待つんだと思いますよと教えてくださった。

普通そういうのって、入ってすぐのとこに張り出してあると思う。座ってお待ちくださいって。

待ってる間中、先ほどの冷ややかな面接を思い出しては手汗がにじみ出す。私の留学はうまくいくのでしょうか。

スタバのコーヒーが腹の中で踊り出し、ウンチョスが止まらない。待ち時間に5回トイレに行った。

 

そういえば部屋の中の証明写真機、使用中止になっていました。コロナだからかな。写真忘れたら大変だから注意。

追記:ビザ申請何回かしたのですが、2回目の時、あまりに古そうな証明写真持っていったところ取り直して後日郵送しろと言われました。なにそれ。

 

ビザの提出の際に払う50ユーロ、お釣りが出ないらしいと今知る。料金は入り口と待合室にちっせえ文字で掲示されている。だからさ、そういうのって普通大きな文字で目に止まりやすいとこに張り出してあると思うよ。

50ユーロの為替は月ごとに決まってるみたい。6289円だった。さっきスタバでちょうどお金崩しててほんとに感謝感激自分天才すぎ。自分へ。やっぱりお前はできる子だよ、そんなにバカじゃない。普通に10000円飛ぶ所だった。

 

6300円あったのでそれで払う。どんなに調べ尽くしたつもりでも初耳情報が次から次へと出てくるの、ホントなんで?

 

受付の人によってはちゃんとピッタリで払わないと怒られるので小銭いっぱい持っていった方が良いですよ。

 

同じ時間帯に予約していたのは3人で(受付が3つだからかな?)、私以外の二人は学生ビザではなくなんかワケアリそうな様子で申請もめちゃくちゃ長かった。余裕で予約時間だった11時には始まらない。このあと家に帰って授業のオンラインテストなんだよなぁやだなぁまにあうかなぁ。

 

45分後に私の番がまわってきた。こちらはとてもスムーズに終了。カウンターのお姉さんは女神のように優しくて丁寧だった。結局おつりもくれた。

ビザの写真をその場で取ること、知ってたんだけど完全に忘れてた。マスク下がスッピンだったので、顔面の下半分色が違うやばい写真が出来上がったと思う。早く見たい。

 

ここまで感想:Campus France面接の凍りついた雰囲気によるストレスとコーヒーで胃が完全におかしくなって一日中吐き気が止まらなかったです。

 

 

ビザが発行されるのは普段より早いと言われたが、具体的な日付はわからなかった。

追記

ギリギリ申請組の同胞者たちへ。

まーーーーじで普通に間に合わないから本当にビザ取るのは本当に早いほうがいい。自分へ。ギリギリまで待つな。いますぐにフライトの日程を変更しろ。

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