この記事は2022年2月9日に更新しました。
フランスの衛生パスの取得方法を、実際の体験をもとにご紹介します。
衛生パス(pass sanitaire)とは、新型コロナウイルス検査陰性者、またはヨーロッパ医薬品庁(EMA)により承認されたワクチンもしくは同等のワクチンの接種完了者に発行されるQRコード付きの証明書です。
現在フランスでは衛生パスがないとレストランやカフェ、また美術館などの商業施設全般の利用ができなくなっています。
このQRコードはヨーロッパ内で取得したものであれば代用可能です。↓
EU加盟国、アルバニア、アンドラ、アルメニア、フェロー諸島、ジョージア、アイスランド、イスラエル、レバノン、リヒテンシュタイン、北マケドニア、モロッコ、モルドヴァ、モナコ、ニュージーランド、ノルウェー、パナマ、イギリス、サンマリノ、セルビア、スイス、トルコ、ウクライナ、バチカン。上記の国ではフランスで認められたEUデジタルCOVID証明書または同等の証明書の取得が可能です。
https://jp.ambafrance.org/article17074から抜粋
衛生パスがない場合、
1. 衛生パスなしでゴリ押す
2. 抗原検査(PCRでも可能)を受ける
3. 薬局で発行してもらう(有料)
の3つの中から選ぶことになります。
1. 衛生パスなしでゴリ押す
パリに留学していた友人で、衛生パスなしで数ヶ月乗り切った人がいます。ですから、紙の証明書を見せて私は摂取済みです!!と言い張離続けることも不可能ではありません。
しかし断られることもあるらしいのでご注意ください。
2. 抗原検査(PCRでも可能)を受ける
フランスの薬局や路上に設置された会場で抗原検査やPCR検査を受けることができます。
大体の場合陰性証明書にQRコードがついており、それは検査から24時間以内であれば衛生パスと同様に使用可能です。
抗原検査の場合、15分程度で証明書を発行してもらえます。外国人の場合有料で、25ユーロが相場です。シャルルドゴール空港内の薬局では35ユーロでした。
抗原検査を受けるには、薬局に行って聞いてみるのが一番早いと思います。抗原検査はフランス語でAntigénique(アンチジェニック)というので、フランスのに自信がなくても「アンチジェニック」と言い続ければ大丈夫です。
検査が受けられる場所はこのサイトから探すこともできます。
PCRテストの場合、予約が必要な場合があります。
3. 薬局で発行してもらう(有料)
衛生パスを薬局で申請することができるようになりました。相場は36ユーロです。誰でも申請できます!旅行者でも大丈夫です。
必要なものは、
・今まで受けたすべての紙のワクチンの証明書(3回目も含め)
・パスポート
です。
ワクチンの証明書は、紙媒体である必要があるとサイトにはありますが、もしデータでしか持っていなくても試してみる価値はあります。フランスにはコピーやさんもあるので活用してください。
また、仏文である必要はありませんが、いつ、どのワクチンを打ったのかということが薬剤師さんにわからないと厳しいと思います。英文であれば大丈夫です。
衛生パスを発行できる薬局はこのサイトから探すことができます。
予約は必要ありません。
詳細はこちらのサイトで確認できます(仏文)
もしフランス語に自信がなければ、
「Vous avez un service de génération d’attestation de la vaccination avec QR code ? J’ai fait les premier et deuxième vaccinations au Japon. Et j’ai mon passeport et un certificat de vaccination en version papier.(QRコード付きのワクチン接種証明書を発行できますか?私は1回目と2回目の接種を日本で行いました。また、パスポートとその証明書を持っています)」
この文を見せ、スタッフが頷けばその薬局で発行できます。
4. 留学生、またはameliのアカウントを持っている
フランスへの外国人留学生の場合、薬局にいくこともできますが、このページからオンラインで衛生パスを申請することができます。
ただ現在、取得までに相当時間がかかるようですが…。(2週間以上とか普通にかかるらしい)
また、ameliのアカウントを既に持っている場合はアカウントから申請ができるようなので合わせて調べてみてください。(私は持っていないので詳細はわかりません。)